エンジンが掛からない、始動しない(最近、修理に来店される方はつかない【着かない?】【付かない?】【点かない?】)時はドキドキしてしまいますね。
これは、初心者だけでは無く、ベテランでもドキドキしてしまいます。
私も先日、山の中でオフロードに乗っている時に突然エンジンがストール(止まって)しまいました・・・
超~ドキドキでした(ちょっと意味が違いますね・・・)
本題に戻します。
今回は故障の時と、何かしらの操作によって始動しない場合を説明します。
① メインスイッチはONだけどキルスイッチがOFFになっていませんか?【操作ミス】
② 上記はOKだけど、セルが回らない時・・・これは色々症状があります。
・ セルスイッチが無反応、メーターやウインカー等は点灯する場合
A、バッテリーの端子を増し締めしてください。端子が振動で緩んでる場合があります。
A、セルスイッチの接触不良
A、サイドスタンドが出てないですか?【操作ミス】
A、クラッチスイッチが壊れていないですか?
A, ギヤが入ってないですか?【操作ミス】
・ セルのスイッチは反応する「バイクの中から『カチッ』と音がする」場合
A,『カチッ』と音がしてその後『じじじじぃぃぃ』と音がする場合・・・バッテリー上がりです。
バッテリーは6~8時間くらい充電すると満充電です。毎日2~5kmとか走行していなかったり
たまにしか乗っていない場合充電不良です。
充電不良です。充電かバッテリー交換になります。
当店ではお勧めしていないのが、信号待ちでのエンジンを止めるやり方です。
これは、燃費には良い影響がありますが、バッテリー、セルモーターにかなりの負荷が掛かります
通常数万キロ走ってもトラブルが出ないセルモーターですが、止める方法をしている方はかなりの割合でトラブルが出ています。
止めましょう!【操作ミス】
③転倒後に始動できない場合
最近のバイクはほとんどインジェクション(FI)なので転倒センサーが付いています。
そのセンサーをリセットしないと始動しません。【メインスイッチをON、OFFを2~3回繰り返して下さい】【操作ミス】
それでも、始動しない場合、アクセルを一杯に開けてセルスイッチを回して下さい。
ボコボコって感じてエンジンが掛かる時もあります。
転倒して長い時間がたった場合、エンジンの内部(シリンダー)にガソリンやオイルが混入します。これではエンジンかかりません。
転倒した後にギヤが入らないって連絡がありますが、その場合シフトペダルを確認してください。ペダルが内側に入っている事がほとんどです。
④燃料のガス欠も良くあるトラブルです。
『いつもは○○○キロ走っているから、ガス欠では無いです』と言われる事があるのですがタンクを開けると少ししか入って無い事が多いです。トリップメーターを戻し忘れや、ガソリンスタンドでいつもより少なく入れたなどが要因です。【操作ミス】
⑤その燃料を入れる時にイージーペイなど『非接触型』の装置をIC内臓のメインキーに一緒に装着した場合、エンジンが始動しないトラブルやトンネル内でいきなりエンジンが止まる事案も発生しているので、キーから遠ざけ、ウェアのポケットに入れておいてください。
などなど、ここでは書ききれない事例がありますので、もしその様な事が起きた場合当店にご連絡下さい。
整備歴20年以上のスタッフが問診し、トラブルを早く解決いたします。